はんなんコットンは、阪南市内の休耕田を利用し、有機農法で栽培しています。江戸時代より、阪南では綿花の栽培とそれを原料にした紋羽織などが盛んに作られ、国内でも有数の産地となっていました。しかし、時代の流れとともに、次第に阪南から綿花は姿を消していきました。
そこで、地産地消による綿産業の復興、繊維産業の活性化を図り、交流人口増加や地域振興を目的とした阪南コットンプロジェクトがスタート。
主な取り組みとしては、「阪南の綿」の栽培から製品化までの開発、収穫体験や機織り体験など観光資源の活用、雇用促進、農商工連携6次産業化による地域特産品の開発など、地域全体の振興、活性化を目指しています。
そこで、地産地消による綿産業の復興、繊維産業の活性化を図り、交流人口増加や地域振興を目的とした阪南コットンプロジェクトがスタート。
主な取り組みとしては、「阪南の綿」の栽培から製品化までの開発、収穫体験や機織り体験など観光資源の活用、雇用促進、農商工連携6次産業化による地域特産品の開発など、地域全体の振興、活性化を目指しています。
平成23年度 | 阪南市商工会において東日本大震災の復興支援の一環として、東北コットンプロジェクトのボランティア支援を実施。 |
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平成24年度 | 東北コットンプロジェクトの取組を阪南市の地域活性化に生かせるのではないかということで、阪南コットンプロジェクトとして、綿花栽培をスタートする。 種蒔き祭や収穫祭などを通じて、綿花栽培をPR あわせて、試作品作成に向けた検討を開始 |
平成25年度 | 阪南市よりものづくり支援事業補助金として、3年間50万円の支援を行うことを決定(最終平成27年度)試作品として、バンダナとハンカチを作成する。 阪南コットンの染め体験として、はんなん産業フェアにてワークショップを実施(試作品のバンダナを利用) |
平成26年度 | 試作品としてベビースタイを作成。 商工会50周年記念式典来場者への記念品として阪南コットンを原料としたストールを作成。 機織り機などを購入し綿繰りや機織りなどの体験イベントを実施。 緊急雇用創出基金事業により、阪南コットンの発展を目指した雇用を実施。 はんなんコットンまつりとして、はんなんコットンから織物を作る体験イベントを実施 |
平成27年度 | はんなんコットンを横糸に利用した、はなてぃのミニタオルを作成し、阪南市観光協会にて販売 |
平成28年度 | 全国コットンサミット事務局と協力し、2016全国コットンフェスティバルin阪南を開催(上田安子服飾専門学校、大阪府立佐野工科高校の協力を得て、ファッションショーの実施や地域の方々の協力を得て機織り体験などの体験事業などを実施)。 機織り機の購入を行い、機織り体験指導者養成講座を実施し、機織り体験にかかる人材育成を実施。 阪南コットンを活用した製品開発事業を阪南市商工会に委託(ふるさと納税のお礼品として活用予定) |
コットン畑について
・阪南市商工会 / 約1000㎡ 平成24年度~
・阪南市事業部農林水産課 / 約2000㎡ 平成28年度~
・阪南市事業部農林水産課 / 約2000㎡ 平成28年度~
東日本大震災の被災地支援の取り組みとして実施されている「東北コットンプロジェクト」への協力や視察を通じて、市内で遊休地を利用し、綿花を栽培・収穫しています。はんなんコットンは国産綿としてオーガニック農法としてトレーサビリティ(追跡可能性)を最大に活かし栽培しています。
※オーガニック農法とは農薬や化学肥料を使わず自然サイクルにさからわない農法です。
※オーガニック農法とは農薬や化学肥料を使わず自然サイクルにさからわない農法です。
はんなんコットンを使った機織り体験をし、より多くの人にはんなんコットンの魅力を伝えたい。
そこで、2016年8月~12月までの5か月間にわたり、大阪府泉大津市の織編館の機織り指導者をお招きし、阪南市民の女性約20名の方へ機織り体験指導者養成講座を開催しました。
みなさん、初めての機織りに最初は少し戸惑っていましたが、慣れてくるとリズムよくトントンと楽しそうに作品を作っていました!真田紐やマフラーなど、素敵な作品がいっぱい仕上がっていましたよ!
そこで、2016年8月~12月までの5か月間にわたり、大阪府泉大津市の織編館の機織り指導者をお招きし、阪南市民の女性約20名の方へ機織り体験指導者養成講座を開催しました。
みなさん、初めての機織りに最初は少し戸惑っていましたが、慣れてくるとリズムよくトントンと楽しそうに作品を作っていました!真田紐やマフラーなど、素敵な作品がいっぱい仕上がっていましたよ!
講習最終回では、阪南市観光協会会長より、講習者全員に感謝状が贈られました。
養成講座を修了した受講者のみなさんが講師となり、2017年2月5日(日)サラダホールにて地域の方々や学生から参加を募った機織り体験会が開催されました!体験会は午前・午後と2回開催され、参加頂いたみなさまには、真田紐とカードケースを作っていただきました。みなさん初めてとは思えないぐらいとっても上手に編んでおり、作品作りに夢中になっていました。
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前から1度はやってみたいと思っていました! 初めは緊張しましたが、とても楽しかったです。
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手と足を両方動かすので、頭の体操になりました。
ボケ防止にもいいですね。 -
なかなか味わえない貴重な体験ができました。
自分だけのオリジナル作品がつくれるのでとっても嬉しいです。
当日は、機織り体験以外にも綿繰り体験コーナーも用意。綿繰り体験は、機織り体験をお申込みされていない方でも気軽に体験していただきました。
水野市長も綿繰り体験に参加し、地域の方々と楽しいひと時を過ごしました。
水野市長も綿繰り体験に参加し、地域の方々と楽しいひと時を過ごしました。
- 綿繰りとは?
- 採りたてのコットンの中には、種子が入っているため、綿繰り機を使って綿と種子を分ける作業。
和歌山大学観光学部と阪南市が連携!
産学連携プロジェクト
今回の体験会は、和歌山大学と阪南市が連携し、地域活性化を図るプロジェクトとして位置づけられました。観光学部約15名の学生有志が、今回の体験会を告知するチラシを、ターゲット層に合わせて3種類作成。チラシの掲載場所も学生自ら考え、交渉を行い貼り出しました。
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親子へ向けたチラシ
小鳥と梅の花をあしらった可愛らしいデザイン。親子連れがよく利用するスーパーや街のパン屋さんなどに掲示。
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若者へ向けたチラシ
学生の興味を引くインパクトのあるデザイン。大学内の掲示板に掲示。
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ご年配の方へ向けたチラシ
色味を抑え、文字のサイズを大きくし、見やすさを考慮したデザイン。スーパー周辺、市役所、商工会議所などに掲示。