
えびの浜
尾崎から孝子越(浜)街道を西に進むとえびの浜が見えます。ここは波太神社の御旅所となっています。秋祭には波太神社から神輿が繰り出され、神輿渡御が行われる場所として有名です。「えびの浜」にはこの祭事に使われる二基の神輿台があり、大正2(1913)年と刻まれていますが、享保7(1722)年に造られたものを再建したものです。休・祭日の関係で若干の変動はありますが、毎年10月10日前後の2日間、秋祭りが執り行われます。
1日目:秋祭本宮(やぐら波太神社宮入)
2日目:秋祭後宮(やぐら各町ところ曳等・御旅所祭)
2日目には三基の神輿が波太神社からえびの浜まで繰り出し、御旅所祭が行われます。一基は豪華絢爛の本神輿、二基が本神輿の分身の喧嘩神輿(別名「暴れ神輿」ともいう)で、この喧嘩神輿が海入りの神事を行います。この基の喧嘩神輿が入り乱れ、海水を掛け合い、湾の出口まで進み、神輿が半分沈んだ状態が海岸から観覧することができます。神輿が海入りするのは全国でも珍しいそうですので、秋祭りの来訪をお勧めします。