蓮池(はすいけ)
首切り地蔵への階段を上っていくと、阪南市内最大のため池、蓮池にでます。
池のほとりでは、四季折々の風景が楽しめるこの池は、鎌倉時代初期、俊乗坊重源(しゅんじょうぼうじゅうげん)という僧が修築したと伝えられています。
重源は、焼け落ちた奈良東大寺大仏殿の再建を命ぜられ全国各地を回り資金集めの活動(勧進)で当地を訪れた折、農業用水の不足に悩む農民のために、井関川の水を桑畑付近で堰き止め、導水路で蓮池に導く工事の指図監督し完成させました。
結果、この地域の水不足は解消し、農業生産に大きく貢献しました。当時止宿していた潮音寺には、蓮の葉をもった重源の座像が安置されています。
ある時重源が蓮の葉で雷を池に沈めたので、この池を蓮池と呼ぶようになったという話が伝えられています。












